温活で寒い冬を乗り切ろう!

「冷えは万病の元」と言われるように、体の冷えが様々な体調不良に繋がることから「温活」が注目されるようになりましたね。

冷える要因は脂肪の増加、代謝力の低下、自律神経の乱れ、血流不良などいろいろです。

温活は基礎代謝力「体温」をあげるのが一番!

みなさんはご自身のネコちゃんやワンちゃんの「平熱」をご存知でしょうか?

ネコちゃんは38℃~39℃位

ワンちゃんは37.5℃~39℃位

が正常範囲と言われています。

小さい頃はこれより体温が高めで、シニアになると低くなるのは私たちと同様です。健康管理をしていくうえで、日頃のその子の平熱を知っておくことはとても役立ちます。

日頃の平熱を知っておくには「体温計」が必要ですが、みなさんはネコちゃんやワンちゃん専用の体温計をお持ちですか?

やはり正確な体温が知れるオススメの計測法は、病院でおなじみ直腸温(おしりの穴から測定)。

体温計は水洗いが出来て先端が柔らかいものが安全です。ぜひ1つ常備されておくと良いかと思います。

【体温と免疫力】

体温が1℃下がると免疫力が30%下がると言われています。私たち人間の体温は、37度位が1番免疫力が高いといわれていますね。体温を上げるには筋力をつけることが一番です。

私の経験ですが、若いころずっと体温が低く35℃台でした。冷え性ですし、常に腰痛はあるし、盲腸で手術を経験したりと散々な若いころ。これではいけないと思っている時にある整体の先生に「足首に軽い重りをつけて歩いてごらん。体が自然に反応し肢を前に出し、ストレスなく体幹を鍛えられるよ」と助言をいただき犬の散歩ではじめてみたところ、腰痛も楽になり体温もすぐに36.5℃を維持できるようになりました。

人間のふくらはぎは「第2の心臓」と言われるくらい、足の筋肉でもって血液を心臓へ戻す働きをしています。足の筋肉を維持すること。そして歩くことはとても大事なんだと痛感いたしました。

歩くことは体内の全ての機能のスイッチを押し、体全体のバランスを整え、筋力を維持するだけでなく体温(免疫力)を維持する上でもとても大切な行動です。

運動することで腸もしっかり動きます。腸は免疫力の要です。

これは動物たちも同じ。

ネコちゃんはその昔、いつでも外に出られて自分のテリトリーも広く、どこでも自由に歩くことが当たり前にできましたが、今はお家の中だけに。寿命を考えると良い面もありますが、本来猫の持っている運動能力や本能の満足度はきっと減っているように思います。

また、ワンちゃんにおいては、バギーを利用されている飼い主さんを多く見かけます。昔はいつでもどこでも「歩かせる」ことが当たり前でしたが、「乗る」事が多くなった現在。大地を踏みしめ、足を動かし筋力・血流を正常に保つ機会が減っているように思います。そのためでしょうか?普通に歩いている姿勢を見てると、背中がやや丸くなっている子をよく見かけます。

動物たちは4輪駆動です。

大地を踏みしめ、足や体全体を動かし筋力・血流を正常に保つ機会をたくさんつくることが体を維持するうえでもとても大切なのです。普段からその子に必要な量の運動をこなし、走ることで背中も真っ直ぐに伸び、体全体に必要な筋肉が付きます。それに伴い、内蔵も動きますので、抵抗力のある丈夫な体をつくるのです。

温活で一番大切なこと。

それは動くこと。自分の足で「歩く。走る。」ことなんだと思います。

【ネコちゃん】

ぜひ寒い時期は部屋を温かくして、ネコちゃんと一緒に「動く」ことを意識しながらたくさん、たくさん体を動かして遊びましょう!!

ネコは瞬足!縦運動や本能をかき立てる動きで翻弄してあげてくださいね!!

【ワンちゃん】

飼い主さんも一緒にワンちゃんと「歩く」ことを意識しながらお出かけされてみてはいかがでしょうか。

今年も一緒に過ごせたことに感謝をし、「ありがとう」を伝えてあげてください。

そしてみんなで元気に楽しいお正月を迎えましょう♪


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