― 動くことで、整うからだ ―
3月になりました。
少しずつ空気がゆるみ、光がやわらかくなってきましたね。
春は、東洋の考え方では「肝(かん)」の季節と言われます。
肝は“巡り”を司る場所。
冬の間にため込んだものを、外へと動かしていく働きと深く関わっています。
先日、看板猫あんずさんの定期的なからだのメンテナンスで鍼に通った際、先生がおっしゃった言葉が印象に残っています。
「動かないところに命はない」
本当にそうだと思いました。
水の流れと同じように、 血も、リンパも、呼吸も、感情も、 “巡る”ことで整い、“滞る”ことで不調は始まる。
これは私たちも、犬や猫たちも同じですね。
実は、肝臓は“夜に働く臓器”
あまり知られていませんが、
肝臓は主に「深夜:1時~3時」に働きが活発になる臓器と言われています。
眠っている間に体の中を整え、不要なものを処理し、 翌日のための準備を静かに進めています。
だからこそ、
夜更かしや寝不足は、 知らないうちに肝臓を疲れさせてしまうこともあります。
犬や猫たちが夜になると静かに眠るのは、 ちゃんと“体を整える時間”を確保しているからに違いありません。
私たちも、 夜は少しだけスマホを手放し、 静かに過ごす時間をつくりたいですね。
体内で最も大きい臓器とされる肝臓は体の右側にあります。そのため、体の右側を下にして寝ることで血流が肝臓に集まりやすくなり、お休みモードをサポートできるそうです。
寝ている姿勢もが自然と右下になっているようなら、「しっかり休みたい」という体からのサインかもしれません。
肝臓は“血液の貯蔵庫”でもある
もうひとつ、あまり知られていない話があります。
肝臓は、体の中の「血液の貯蔵庫」とも言われています。
必要に応じて血液を送り出し、 体のバランスを保つ役割を担っています。
つまり、 肝の巡りが整うことは、 血の巡りが整うことにもつながっているのです。
そして血は、 体だけでなく「感情」とも深く関わると言われます。
春にイライラしやすくなるのも、 実はこの“巡り”が影響しているとも考えられています。
春は芽吹きの季節。
体も気持ちも動き出すからこそ、 滞らせないことが大切なのですね。
どんな状況でも「動く」こと
元気いっぱいに走ることだけが“動く”ではありません。
先生は、心臓が悪い子でも、 ちゃんと外に出て、ゆっくり歩きながらお散歩することが大切だとおっしゃっていました。
「足は心臓の役割をする」
ほんの小さな動きでも、 足の筋肉を動かすことで、 体の中ではしっかりと巡りが生まれています。
犬や猫たちを見ていると、 春に近づくにつれ、自然と動きが増えてきます。
誰かに言われなくても、 体の声を聞きながら自然に“調整”しているのです。
肝臓ケアとは「巡らせること」
肝臓は、体の中で多くの働きを担う大切な臓器。
特別なことをするよりも、
・食べ過ぎない、満腹は避ける。
・水分をしっかりとる
・毎日コンスタントに適度に動く
こうした日々の積み重ねが、 体の財産になっていきます。
特に春は、「出す」「巡らせる」「動かす」を意識する時期。
水分をきちんと摂り、 新鮮な食材を取り入れ、 そして一緒に歩く時間を少し増やす。
それだけで、 体はちゃんと応えてくれます。
みんなで元気に春を過ごしましょう!






