体は食べるもので出来ている②

【1】食べるものの栄養について考える

人間が作り出している加工品は、自然のものからは遠くはなれてしまっています。
材料を細かく切る事によって栄養が壊れ、材料を粉にする事によって栄養が壊れ、熱を加える事によってさらに栄養が壊れていきます。つまり、加工されればされるだけ栄養が壊れていくのです。

そう考えると加工が少ないものの方が良いのは明らかです。
わたし達の食事も同じことが言えます。

【2】どんなものを食べればいい?

野生動物たちは草や木の実を食べたり、肉食動物は草食動物を捕まえて食べます。細かく切ったり、火を通したりと加工する事はありません。

そして必要であれば岩や土を舐めたりしてミネラル分の補給も行います。
つまり、自然の状態のままで食べる事が、動物には1番栄養があり、体にはとてもいいのです。猫や犬は人間と生活するようになりました。歴史の中で犬は肉食動物から雑食になってきたと言われています。それでもやはり肉食動物に近い食性で、猫は変わらず完全なる肉食なのです。

猫や犬は人間より動物性たんぱく質を多く必要とする動物であり、どういう食性であるかはその動物の歯の形、腸の長さで分かります。

動物性たんぱく質は体を構成するためにとても重要な栄養素です。
たんぱく質はアミノ酸の集合体です。その中で必須アミノ酸が何種類かあり、これは食べ物から摂らなければいけない栄養素です。人では9種類 犬:10、猫:11種類と言われています。

食べ物から摂る栄養素は、その食材が良質であればあるだけ、体は吸収しやすく健康になると言っても過言ではありません。

出来るだけ良質なたんぱく質であるかどうか、出来るだけ良質な食材を使っているかどうか、という点が非常に重要になってきます。

人間と暮らす動物たちは飼い主さんが選んだものだけで体が作られます。

どんなものを食べさせてあげるかで健康状態が左右されると言っても過言ではありません。

そのためヴィジョンズではこれらの条件を満たせるように生の食材を使うことや栄養素を壊さないように低温製造でのフード作りにこだわっています。

ただ、いくらこだわったフードであっても加工品には変わりありません。より健康的な食事となるよう、フードだけではなく、トッピング形式や時には手づくり食をお勧めしているのはこのような理由からです。

食べ物の持つ栄養は何を選んであげるかで身体に大きな恩恵を与えてくれます。

私たちと同じように食に変化をつけてあげることでより多くの栄養素が体に入り、そして毎日が楽しい食事となるのです。

動物たちの体も新鮮な食材を望んでいます。

ぜひご参考になさってみてください。

















関連記事

  1. 犬とタンポポのイラスト

    肝臓を健康に!

  2. 動物と絆を深めるってどういう事?

  3. お皿の前で伏せをする大型犬

    ペットフードの問題

  4. 皮膚トラブル

  5. 犬 猫

    体は食べるもので出来ている①

  6. 人と動物の高齢化と介護:心身の健康と幸福の源