Vol.1「健康寿命の秘訣は歯磨きにあり」

今回ご紹介をさせていただく四日明子先生はもともとは人間の歯科衛生士でいらっしゃっいます。長年の経験をもとに動物の口腔環境を改善を目指し『INUHAMI』を立ち上げられ全国の飼い主さんに歯磨きレッスンを開催したり、犬の歯磨き士を全国に育成に尽力されておられます。ただ、そのトレーニングのプロセスや方法はけしてワンちゃんだけではなく猫ちゃんにも共通し動物との関係性やコミュニケーションの構築を再認識できるきっかけとなっていると感じます。是非動物達の健康を守るためにも歯磨きのヒントを掴んでいただけたらと思います。

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人間の歯科衛生士から動物の歯みがき士へ

四日さんはもともと人間の歯科衛生士でいらっしゃるんですよね。

歯科衛生士になって約20年以上、延べ25,000人の患者さんの歯周病予防に携わってまいりました。

なぜ動物の口腔ケアに携わられるようになったのですか?

きっかけは歯科クリニック時代の患者さんからのご相談でした。一度みてほしいと言われわんちゃんのお口の中をみてみると人の歯周病とは比べ物にならないくらいとてもひどい状態でした。これは可哀想だと思い色々ご相談や歯みがきの方法をお伝えしたりケアをさせていただいているうちに口コミで広がっていったのが始まりです。でもそもそも動物のことなのに何故歯科衛生士である私に相談されたのかがとても興味深く、調べていくと動物の歯周病に対しての予防的なケアや治療が人間のようにされておらず、ひどい状態になって初めて麻酔をかけての処置や抜歯が最終的手段とされていること、そして麻酔をかけられない状態の子は処置さえできないことに驚きました。

四日さんは医療的知識があるのでよりその深刻さがより理解できますよね。
3歳以上の8割が歯周病を抱えていると言われていますが、実際の現状はいかがですか?

何かしらトラブルを抱えている子が非常に多いです。中にはこれは苦痛の極限でしかないような状態の子もいます。毎日痛みと不快の中で過ごしていたのかと思うと胸が痛みます。
そもそも飼い主さんが歯周病を予防するには動物にも歯磨きが必要だということ、そして歯周病の正しい知識を知らないことが大きな要因だと感じました。そこでINUHAMIを立ち上げて犬向けの歯磨きレッスンや正しいお口の知識を体形立てて学べる歯磨きスクールをスタートし、少しでも多くの飼い主さんに口腔ケアの大切さと方法を知っていただく活動を始めました。

四日さんとヴィジョンズのご縁はとにかく動物たちの健康寿命を延ばしたいという想いから

四日さんとのご縁は弊社のオリジナル歯磨きペースト「バイオペーストルース」でしたが、知っていただいたきっかけは何だったのですか?

動物たちの口腔ケア商品を探していたところバイオペーストルースの存在を知り、ヴィジョンズさんにお電話をさせていただいたのがご縁でした。そこで色々お話をさせていただいた時に動物に対する共通の理念であったこともとても嬉しかったです。

私も長年ドッグトレーナーとして犬と飼い主さんと関わってきましたがトレーニングも健康あってこそ。そのためトレーニングの中でも口腔ケアの必要性と方法を飼い主さんにアドバイスをして参りました。ただ、どうしても人間用も含め動物用の口腔ケア商品には化学的な添加物や香料・甘味料などが入っており信頼のおけるものがなかったので飼い主さんには「水と歯ブラシだけで良いと」お伝えしてたのですが、ようやく安心できる原材料バイオミネラルと出会いご縁をいただきバイオペーストルースが誕生したんです。

バイオペーストルースは安全性はもちろんのこと、細菌やウィルスに対しての効果が第三者機関できちんと証明されていることろが他にはない強みだと思います。まだ歯ブラシに慣れていない子には塗るだけでも効果が違ってくるところも飼い主さんにとっては本当にありがたいですね。

ありがとうございます。口腔粘膜、特に舌下には皮膚吸収の約10倍の吸収力があると言われてますよね。そのため、人間と違い、口をゆすぎ吐きだせない動物にとっては化学的なものも含めダイレクトに体内に入り毒素が溜まっていく危険性があります。
まれに無添加で天然成分のハーブや精油を使った製品もありますが、調合の割合などが不明瞭なため、製品自体の有効性や安全性なども心配な部分です。ヴィジョンズでは動物の体を第一に考え、「体に無害」であることは絶対にゆずれない条件です。
そして安全でありながらも効果が目に見えて確認できるものでなければ、病気の予防にはつながらないと考えております。
バイオペーストルースはその二つの条件を備えた優れた自慢の歯磨きジェルです。

病気の80%は口腔内感染という事実。歯周病は免疫力を下げないことも大切な予防

口腔内細菌は様々な病気の引き金になっていることが分かってきました。歯周病菌が人間の方では認知症などの脳疾患、心臓疾患との因果関係がはっきりしてきています。でも口腔内のケアだけをしていれば大丈夫なわけではありません。動物たちの健康寿命を延ばすためにも口腔ケアはとても大切ですが、全身疾患を引き起こさないためにも体の免疫機能を維持する必要があります。
そのためには食事と運動が本当に重要です。「口腔ケア+食事+運動」この基本となる3本柱を考えてケアをしていくことが健康寿命を延ばす鍵だと思っています。あとは心の健康ですね!

全く同感です。口腔内を守る=歯だけの問題ではなく、命を守ることになります。
病気の大きな要因は慢性的な水分不足と運動不足(ストレスも含む)によるものだと思います。動物たちは4輪駆動です。犬も猫も本来の姿は獲物の嗅ぎ取り、思い切り走って追いかけて自ら食事を確保する動物です。今や動物たちの食事の内容も加工品が主体となり様々な弊害が出ています。人間社会の中で暮らす動物たちにとってどれだけ私たちが自然な環境へと近づけてあげられるかが大きな鍵ですね。

本当にそうなんですよね。自然な環境といえば本来歯磨きも動物にとって「自然」なことではありません。歯磨きはわたし達が必要性を感じ『してあげたいケア』。でも動物達にとってはけして理解ができるものではなく、歯ブラシなど道具を使うことはやり方によっては恐怖を与えるだけの出来事になってしまいます。飼い主さんが一緒懸命に頑張れば頑張るほど口を触らせること自体拒まれる状況に陥っている飼い主さんがとても多いんです。
なので私が初めに飼い主さんにお伝えすることは「まずは歯ブラシを置いてください」です。
歯みがき教室に来たのに歯ブラシを使わないんですか?と言われることも多いですが(笑)
私は飼い主さんと動物の関係性を見直して信頼を深めていくことから始めます。

動物と暮らすうえで全てに必要なのは動物への理解と関係性の構築

動物に信頼してもらい関係性を構築するにはまず動物のことを人間がちゃんと理解することが大切ですね。

実は私も動物の信頼を失った経験がありまして、口コミで広がっていく 中、最初は「とにかく歯をみがく」ということをやっていたんです。でもある時にわんちゃんに「おいで」って言っても全く来なくなったケースが出てきてしまって、自分は犬のためにやっていたのに何で嫌われるの??とジレンマに陥ってしまいました。ある時ふと無意識に「私も良かれと思ってやってるんだけど本当はこう いうこともしたくないんだよねって」わんちゃんに言っている自分がいたんです。その時、私は犬の口内しか見ておらず、犬自体を見ていない事に気がつきまして、そこで 今までのやり方は全部やめて新しい方法にすぐに切り替えました。その当時歯磨きレッスンの生徒さんが 30 人くらいいたんですが「今までのなし!もうやめます!新しいのにし ます」って言って変えてもらいました。(笑)

そういう時期ってありますからね。でもそこでちゃんとやる人とやらない人、気づく人と気づかない人の差が出るんですよね。動物の気持ちと分かれ道にちゃんと気づいて行動されたから今の方法にたどりつかれたんですね。
先生の公式Instagramでは口を触らせてもくれなかった子がニコニコ楽しそうに自ら受け入れている映像が多いですよね!観ているこちらも嬉しくなるほどです。うまくいくポイントの差はなんですか?

わんちゃんに歯みがきを受け入れてもらうためには段階を踏む必要があり、まずは触られることに慣れることからはじめていかないとなりません。まず飼い主さんのライフスタイルとわんちゃんとの関わり方を確認させていただいたのち、目指すべき目標を「富士山の頂上」に例えて今いる場所とこれからの道筋をご説明します。

今あなた達がいるのは青木ヶ原樹海でしょ?でもね、磁石は使えないけど太陽がこっちから出るのだけはみえるでしょ?だからいつかは出られるのだから一緒にやりましょうって感じですね。

(爆笑)おっしゃる通り!すでに手に恐怖を与えてしまって触ることが出来なくなっている氷穴や風穴にいる方もいらっしゃいます。レッスンの最初はわんちゃんも歯ブラシは出てこないしご褒美もたくさんもらえるので嬉しいんです。飼い主さんも真新しいので楽しくてやっていただけるんです。ただスモールステップで進んでいくため途中で低迷しがちなのでその都度今いる場所と富士山に登る目的を一緒に確認しながら登っていきます。道筋がわかればだいたいみなさん落ち着いて進んでいかれます。
 
うまくいくポイントは一緒に練習しながら伴走することですね。

歯磨き教室と聞くとどうしても歯ブラシを使うことを連想しますからね。でもそのスモールステップを踏んで一歩一歩登ることが犬との信頼を取り戻す一番の早道だと思います。躾も病気の予防も共通しますね。何事もゼロからスタートすれば積み重ねるだけでいいのでとんとん拍子です。でもマイナスからスタートするのは結局時間も努力もお金も何倍もかかってしまう。

それに動物との別れの時の喪失感も違うと思うんです。「動物とどう過ごすか」「どう過ごしてきたか」が大事だと思いますし歯みがきがそのひとつの気づきのきっかけになっていると感じます。

日常からの動物とのコミュニケーションと動物が信頼し、体をゆだねることが出来る関係性がとにかく大切ですね。病気の早期発見にもつながりますし、寿命も3年は延びると信じています。

動物たちが最後まで楽しく心地よく暮らせるように

私ができること。そしていつも向かってる先は歯周病の認知度がもう少し上がって予防でききる世の中になること。そのためにもこれからも飼い主さんと動物の関係性を構築できる歯みがきを広めていきたいと思います。

飼い主さんの知識と意識次第で人生、猫生、犬生が変わっていくと思います。ヴィジョンズとしてもとにかく動物たちと飼い主さんの幸せのためにこれからも良い製品づくりと正しい知識をお伝えしていきたいと思っています。
まずは11月の歯みがきセミナー私も今から楽しみにしています。
ヴィジョンズも一緒に伴走したいと思います。

是非宜しくお願いいたします!!