動物と子供の関係

欧米諸国では子供のいる75%近い家庭で何かしらの動物を飼っているといわれています。

もちろん、動物は家族の一員という考えです。

発達心理学者のゲイル・F・メルスン曰く、幼児が最初に発する単語50語の中でもっとも多いものを調べてみたそうです。

なんと、幼児が最初に発する単語50語の中でもっとも多いのは、動物に関する言葉なんだそうです!!

パパやママの次にワンワン、ニャンニャンが多いということなんです。まぁ取りあえず、最初にパパ、ママが来ていることに安堵はしましたが・・・。(笑)

それだけ動物は子供の意識の中に強く、また自然に入り込むという事です。

昔の日本はおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に大家族で生活をしていました。家族が多いということは、色々な世代の意識に触れることであり、喜びや時には我慢も必要です。それは自身の感受性を豊かにすることに繋がります。

また、自分よりも弱いものには、優しくしなさいと教えられ、毎日の動物の世話やごはんをあげるお母さんの姿を見ることはその命に責任をもつということを子供の心の記憶に残すということ。やがてその生活の中で子供達は幼くして大切な家族の死というものにも直面し命の尊さを知り実感していく。

今の日本は残念ながら核家族化しています。

生身で触れ合い、体感するという事が減りつつあり、どんなものでもバーチャル化した想像の中での経験になっている現実があります。

そんな中だからこそ、生身の動物からの影響は多大なものとなるのではないかと思うのです。

子供達にとって動物を平面で見るのではなく、

実際に触ること。

体の温度を感じること。

そして、異種である動物と共に生活をするということ。その体感は動物の接し方や相手をいたわる心、また生き物の痛みを心で学びます。

動物と生活している子供は生活をしていない子供よりも言語発達が早く、また『非言語的コミュニケーション能力』が優れているといわれます。

動物は言葉を喋りませんがあらゆる手段で常日頃わたしたちに伝えてきています。

その形のない波動を幼い子供は察知できるのでしょう。それは私達大人が持つ邪気を幼い子供達は持ち合わせていない、まさしく無邪気だからに違いなく、また幼い子供たちはより動物たちと近い位置にいる証拠でもあります。動物を飼う子供たちにとってはこのリアルな経験こそ観察力・想像力・洞察力を幼い頃から磨けるということです。

もちろん、動物からの恩恵はこれだけではなくまだまだありますよ!

この長い文化の中で、猫や犬と人間は昔から助け合いながら深い関わりを持って来ました。そこにはとても大きな意味がある証拠ですね。

ぜひ、未来を背負う子供達には、沢山の動物たちと関りを持ち、自身の歩む人生を豊かなものにしてもらえたらと心から願っています。



















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